2015/06/16

≪新庁舎建設≫ 物価変動による契約金額の見直し容易 設計・施工分離発注方式!?

川口市の新庁舎建設ですが、その動向を注視しており、一般商業紙ではなく、業界紙の記事を拝見しましたので、ご紹介します。

川口市新庁舎/4.4万㎡、事業費最大220億


http://www.kensetsunews.com/?p=49680

気になる内容は以下のとおり

事業方式は物価変動による契約金額の見直しが容易な設計・施工分離発注方式を中心に検討する。

その他については目新しくないようですが、業界紙ですと、こんな内容も報道されているのですね。


2015/06/08

本日、市議会が開会 市長は何を発言したのか!?

本日、川口市議会6月定例会が開会されました。

ネット中継もしていますが、視聴(傍聴)でなかったのですが、奥ノ木市長の発言が市HPに掲載されていますので、以下、全文転載します。

なお、開催中の議会の情報は市議会公式HPを参照ください。

●平成27年6月川口市議会定例会「市長の所信と報告」

※PDF版はこちらへ

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本日、6月市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、公私に わたり大変ご多用の中、ご健勝にてご参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。

提案理由の説明に先立ちまして、お許しをいただき、所信と市政に関する報告 を申し述べたいと存じます。 初めに、終戦70年について申し上げます。 「我々は、現在の平和と繁栄の中で、改めてこの尊さをかみしめ、今なお、世 界の一部で繰り返されている悲惨な争いがなくなり、人類共通の願望である核兵 器廃絶が成り、文字どおり、世界の恒久平和が確立されることを強く願うもので ある」。

 昭和60年に宣言した、本市の平和都市宣言の一節であります。 先の大戦では、同胞をはじめ、かけがえのない幾多の命が失われました。 改めまして、心ならずも犠牲となられたすべてのかたに、謹んで哀悼の意を表 するとともに、ご遺族に心からのお見舞いを申し上げる次第であります。 今、私たちが享受している平和と繁栄は、尊い犠牲の上にあることを、決して 忘れてはなりません。

 「平和こそ尊い 平和こそ市民の願い 平和こそ未来への誓い」。 青木町平和公園の平和記念碑に記された、この「平和へのメッセージ」を改め て胸に刻み、世界の恒久平和の実現に向け、微力を尽くして参る所存であります。

次に、「まち・ひと・しごと創生」について申し上げます。 わが国の急速な少子高齢化の進展に的確に対応し、地方が成長する活力を取り 戻す「地方創生」を進めるため、国は、昨年11月、「まち・ひと・しごと創生法」を制定しました。現在、国を挙げて地方創生に取り組んでいるところであり ます。

本市にとりましても、持続可能な都市の成長には、市内経済の好循環を基盤 とし、東京圏に立地する利便性を活かして住みやすさを高めた、「選ばれる」 まちづくりが不可欠であります。こうしたことから、去る3月市議会定例会に おきまして、国の平成26年度補正予算に盛り込まれた関係交付金の追加補正の ご議決を賜りました。

現在、平成27年度から31年度までの5カ年の政策目標及び施策をまとめる 「(仮称)川口市まち・ひと・しごと創生総合戦略・人口ビジョン」の策定を 進めているところであります。

私は、まちにとって、最も大切な財産は人であり、経済の活性化が人の元気を 生み、まちに人を呼び、まちの元気がもたらされると考えております。この戦略 が、本市の最上位計画である総合計画の推進に貢献し、本市のまち・ひと・しご との活力を生み出せますよう、今年度中の策定に向け、鋭意取り組んで参る所存 であります。

さて、去る5月27日に公表された月例経済報告では、「景気は緩やかな回復 基調が続いている」とし、先行きにつきましても、「緩やかな回復が期待される」 としております。また、本年 1~3月期の国内総生産(GDP)速報値が、年率 換算で2.4%増となったことを受け、政府は「設備投資と住宅投資がそれぞれ 4四半期ぶりに増加しており、景気全体としては前向きの動きになっている」と 述べております。

しかしながら、市民生活に目を向けますと、原材料価格の上昇等による食品の値上げなどにより家計の負担は増しており、また、市内中小企業も、いまだ業況 の回復には至っていないのが実情であります。

私は、一日も早く、市内経済が活況を取り戻し、市民の皆さん、市内中小企業 の皆さんが、将来への希望を持ち、心豊かに日々の暮らしを営んでいただきたい と願っております。そのために、私のなすべきことは、本市産業界では「オクノ ミクス」とも称されるミクロの経済政策を、積極的に展開することであると考え る次第であります。

その効果的な一手として、今年度は、公共事業や物品調達での市産品の活用を 拡大し、市産品フェアを通じて本市の優れた製品を県内外に大いにPRすると ともに、商品券による消費の喚起に取り組んで参ります。

こうした地産地消を機軸とする経済循環の仕組み、地元企業の育成・振興の 取り組みが、市内経済に乗数効果による好循環をもたらし、市民生活に潤いが 行き渡りますよう、効果的な展開に全力を傾注して参る所存でありますので、 議員の皆さまにおかれましては、格段のご指導、ご協力、ご支援を賜りますよう、 お願いを申し上げる次第であります。

それでは、市政に関しまして、数点ご報告を申し上げます。

第1点は、「第6期川口市高齢者福祉計画・介護保険事業計画の策定と地域包 括ケアシステムの構築」についてであります。

高齢化は、本市におきましても着実に進展しており、これに伴う要介護認定者 の数は、平成26年からの10年間で、1万人以上の増加が予測されております。 こうしたことを踏まえ、「高齢者一人ひとりが、住み慣れた地域で、いかなる心身の状態にあっても、尊厳を保ち、安心して幸福に暮らせる地域社会を構築す る」ことを基本理念として、平成27年度から29年度までを計画期間とした「第 6期川口市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」を策定いたしました。

現在、この計画に基づき、地域包括ケアシステムの構築に取り組んでおります。 団塊の世代が75歳以上となる2025年を見据え、在宅医療・介護の連携や 認知症施策の推進などを行うことにより、医療・介護・予防・住まい・生活支援 のサービスを、高齢者に切れ目なく提供できますよう、関係機関等と連携し、本 市の実情に応じたシステムを構築して参りたいと考えております。

また、本計画において重要な施設と位置付けている、特別養護老人ホームにつ きましては、本年4月、神根地区に「川口ほほえみの里」及び「道合さくらの杜」 の2施設が開所され、累計で27施設、2,402床が整備されたところであり ます。引き続き、整備目標の実現に向け、意を用いて参りたいと存じます。

私は、超高齢社会に対応し、高齢者の誰もが元気に、そして介護が必要となっ ても安心して暮らすことのできるまちづくりを進めることが、極めて重要である と考えております。今回策定した計画に基づき、高齢者福祉及び介護保険事業の 一層の充実と、持続可能な介護保険財政の確立に、鋭意取り組んで参る所存であ ります。

第2点は、「“元気”川口商品券」についてであります。

市民の皆さんの消費意欲を喚起し、市内経済の活性化を図るため、過去最大規 模となるプレミアム率30%、発行総額26億円の「“元気”川口商品券」を、 川口商工会議所、鳩ヶ谷商工会及び川口市商店街連合会のご協力により8月23 日から発売いたします。

また、この商品券が家庭での設備投資の呼び水となり、経済の乗数効果が高ま るよう、今回新たに、リフォーム工事や太陽光発電システム等の設置費用の一部 に対し、この商品券を交付する仕組みを取り入れております。

さらに、本券が使用できる店舗等をこれまで以上に増やすべく、本券の取り扱 いに当たって事業者が負担する加盟店参加費を、無料としたものであります。

私は、地元が元気になるためには、地元でお金を使っていただくシステム作り が必要だと考えております。すでに受付を終了したリフォーム工事への商品券交 付事業では、1,500万円の交付金額に対し、市内企業の工事受注金額は、約 2億円に及んでおります。また、商品券事業の経済波及効果は、簡易な分析では ありますが、発行総額の約2倍、50億円に及ぶと試算しております。

この事業を契機とした消費拡大が、本市産業全体の活性化を促し、市内経済の 好循環が実現できますよう、発売に向け万全の体制を整えて参る所存であります。

第3点は、「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015」についてであります。 今年で12回目の開催を迎える本映画祭は、7月18日から26日までの9日 間にわたり、SKIPシティをメーン会場として開催いたします。

今回のオープニング作品は、本市を舞台とした「鉄の子」という作品の制作を、 本映画祭出身の福山功起監督にお願いいたしました。この作品は、子ども達の目 を通して、家族とは何かを描く物語であります。撮影には新郷東小学校を使用し、 同校の児童の皆さんも出演するとのことであり、オープニングを飾るにふさわし い、優れた作品が完成するものと期待を寄せております。

映画祭の成功に向けて、引き続き、諸準備を進めて参りますとともに、今後と も、映像クリエイターの発掘・育成及び映像関連産業の振興に、全力で取り組んで参る所存であります。

第4点は、「第23次住居表示整備事業」についてであります。 今回の第23次芝東第6地区につきましては、昨年度の住居表示審議会で計画 決定された後、慎重にご審議をいただき、町割り・町名が決定され、同審議会会 長から答申を受けたところであります。

こうしたことから、同地区、約2,200世帯の住居表示を平成28年3月から 実施するため、「町の区域を新たに画する議案」を提案いたす次第であります。 今後とも土地区画整理事業に鋭意取り組むとともに、事業が進んだ地区から順 次、住居表示整備事業を実施して参る所存であります。

さて、今回提案いたしました議案は、予算議案3件、条例等の一般議案17件 であります。

予算議案につきましては、一般会計において、臨時福祉給付金給付事業等に係 る16億3,252万3,000円の補正を、また特別会計では、介護保険事業 特別会計をはじめ2会計、5,600万円の補正をそれぞれお願いするものであ ります。

次に、一般議案でありますが、「川口市情報公開条例の一部を改正する条例」 など、条例議案6件、契約議案3件、町の区域を新たに画する議案1件、市道路 線の認定・廃止議案5件、人事議案2件であります。

それぞれの議案内容につきましては、この後、副市長からご説明を申し上げま すので、慎重にご審議を賜わり、ご可決下さいますようお願いを申し上げる次第 であります。

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